※3月26日（木）に開催を予定しておりました以下の講演会を中止することにいたしました。

英文学会では、平岩健先生を講師としてお招きし、講演会を開催します。
事前の予約や参加費などは必要ありません。ご参加をお待ちしております

講演要旨

Kuroda (1965)の研究以来、日本語の不定語はその認可にカ、モ、もしくはデモが必須要素であるとの記述的一般化が数十年に渡り受け入れられてきた。
本研究では、譲歩条件節の考察を通してこの記述的一般化には重大な反証が存在することを指摘し、裸不定語 (Bare Indeterminates) が生じるメカニズムを探る。

さらに、本研究で提案する分析の帰結として、不定語の介在効果は意味的条件であること、および、日本語の不定語に基づく自由選択表現や存在量化表現が統語的に節構造を有していることを論じる。（中西公子氏との共同研究）

講演者プロフィール

明治学院大学文学部英文学科教授。マサチューセッツ工科大学大学院言語学・哲学科博士課程修了。 

Ph.D. in Linguistics。専門は理論言語学、統語論、および理論研究に基づくフィールドワーク研究。

お問合せ先：髙橋将一 准教授