PESE (ピース/Program for Extensive Studies in English)

英米文学科では、Integrated English (IE・英語4技能集中教育)をはじめ使用言語を英語とする授業を数多く開講し、6つの専門コースと一体化したカリキュラム編成をこれまで行ってきました。2017年度からは、このような英語で学ぶ授業の開講数をさらに充実させ、「一つのコースだけでなく、複数のコースの専門科目を幅広く学際的に学びたい」「語学の授業も専門科目の授業も日本語を介さず英語で学びたい」 という要望に応えるため、コース制に加えて新たにPESEを開始しました。国際舞台を前提とした専門職を目指す、海外の大学・大学院に留学してさらに勉学を深める等の目的に合致したプログラムです。このプログラムによって、語学・専門科目の大半を英語だけで学ぶことができます。

具体的には、IEプログラムやReading I・II(上位クラス)などの英語科目に加えて、1,2年次では概論科目(アメリカ文学概論、異文化間コミュニケーション概論、英語学概論など)や選択科目(スピーチコミュニケーション、パフォーマンススタディーズ、クリエイティブライティングなど)が英語で提供されます。3,4年次の専門科目では特講や演習が英語で受講できるだけでなく、イギリス事情、英語聖書などの選択科目も英語で提供されます。もちろん卒業論文もネイティヴ・スピーカーの専任教員から指導を受けることができます。時間割の組み方次第では、入学から卒業まで実質的に英語だけで授業を受けることも可能となるのがPESEなのです。

  PESE 修了認定について

 

PESEでは「英語による授業」である「PESE指定科目」を、72単位以上取得することがプログラム修了認定要件となります。修了認定を得るためには正式登録が必要です。2年次に英語によるReading II (1年次の英語の成績によるクラス分けで上位4クラスだけに実施されるクラス)を履修すること、あるいは2年次終了時点で行われるPost-test の結果が学科の定める基準点以上であることが正式登録するための条件となります。

学科の卒業要件(124単位以上)のうち、このプログラムの修了認定要件(72単位以上)を満たした場合、英米文学科から修了認定証が授与されます。

PESE 指定科目とは?(例)

1年次2年次3年次4年次
Reading IReading Ⅱ各コースの演習(ゼミ)
Integrated English Ⅰ、Ⅱ、IIIイギリス文化特講 Ⅰ、Ⅱ
IE Seminar A、Bアメリカ文化特講Ⅰ、Ⅱ 
Academic Skills英語学特講 Ⅰ、Ⅱ
Academic Writingコミュニケーション特講 Ⅰ、Ⅱ
アメリカ文学概論 Ⅰ、Ⅱイギリス事情 Ⅰ、Ⅱ
異文化間コミュニケーション概論 Ⅰ、Ⅱ英語聖書 Ⅰ、Ⅱ
英語学概論 Ⅰ、Ⅱアドヴァンスト・アカデミックライティング Ⅰ、Ⅱ
パフォーマンススタディーズ Ⅰ (1) (2)(3)(4)
スピーチコミュニケーション Ⅰ (1) (2)
スピーチコミュニケーション Ⅱ (1) (2)(3)(4)
クリエイティブライティング (1) (2)
ジャーナリスティックライティング (1) (2)
ビジネス・イングリッシュ Ⅰ (1) (2)、 Ⅱ (1) (2)、
特別演習(卒業論文)

 

※指定科目名は2020年度4月時点でのものです。年度によっては、開講されない科目、または指定科目が変更される場合もあります。