麻生 えりか
- Professor(教授)イギリス文学・文化
20世紀以降のイギリス現代小説、特に、労働者階級出身のD.H.ロレンスやフェミニスト作家ヴァージニア・ウルフ、日本出身のカズオ・イシグロなどの作品を、階級、ジェンダー、戦争などのテーマに軸足をおいて研究しています。アウトサイダーの立場から小説を書く作家たちの声に焦点を当てそれをアップデートすることは、社会の主流から排除されがちな人々を尊重し、誰もが生きやすい世界を実現することにつながると考えています。
1,2 年生向けの授業では、幅広いイギリス文学作品のさまざまな「読みかた」を学べるように心掛けています。3,4 年生向けの授業では、自分の専門分野に近い小説を読み、おもに社会・文化的アプローチで作品を分析する訓練をしています。大学院では、さらに専門的な文学の精読と批評に重点を置いています。正しくわかりやすくて知性のある英語を使うことと日本語を使うことは、どちらも同じくらい大切です。たくさん本を読んで深い思考をして、自分の言葉を磨いてください。
Research Interests
イギリス小説
イギリス文学史
フェミニズム
戦争文化
担当科目
イギリス文学史、イギリス文学演習、イギリス小説研究(大学院)など