笹川 渉

  • Professor (教授)イギリス文学・文化

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16世紀から17世紀のイギリス文学、主にEdmund SpenserとJohn Miltonを中心とした韻文と、同時代の文学と政治や宗教との関係に関心があります。イギリスの歴史のなかで、唯一国王の処刑にまで至った動乱の17世紀。パンフレットを始めとして膨大な出版物が盛んにだされ、様々な政治・宗教的な主張が叫ばれた時代に、文学でどのような言説が産み出されてきたかを、当時の視覚的資料を比較しながら調査をしています。テレビもインターネットもなかった時代、「詩は絵のように」(ut pictura poesis) 広がる世界を通じて、みなさんの知的好奇心を高めてください(curiosityやwonderも17世紀のキーワードです)。専門は初期近代ですが、学生時代から14世紀中英語の文学にも関心を寄せています。

授業では、文学作品と絵画や挿絵などの視覚芸術の接点、音楽の使われた方なども紹介しながら、文学が持つ幅広い間口の一端を示すことができるようにしています。

担当科目

イギリス文学演習、イギリス文学特講、イギリス文学概論など。

研究者情報

青山学院大学 教員情報