大学院文学研究科英米文学専攻に「環境人文学プログラム」を設置
2024年度より、大学院文学研究科英米文学専攻博士前期課程に新しく「環境人文学プログラム」が設置されます。本プログラムに登録し、所定の要件を満たせば、プログラム修了証が授与されます。
環境人文学(Environmental Humanities)とは、文化、歴史、言語、ジェンダー、人種をはじめとする多様な問題域の研究を通じて蓄積されてきた人文学の知を結集し、地球環境問題に応答するかたちで思考や価値観の再調整に取り組む動きを指します。いまや常態と化した地球環境危機に向き合いながら、英米文学専攻での学びを深める場、それがこの「環境人文学プログラム」です。
このプログラムでは、環境人文学と呼びうる学際的思考の養成に向けて、青山学院大学大学院文学研究科英米文学専攻と、明治大学大学院理工学研究科建築・都市学専攻総合芸術系、立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科異文化コミュニケーション専攻という、各大学院の異なる専攻間で単位互換をおこない、プログラムに関わる科目を相互に提供します。
これにより、環境をめぐる学際的アプローチを身に着けつつ、「英語圏の言語・文化の同時代的かつ歴史的な専門研究を〈環境〉という視座からとらえ直し、環境をめぐる社会的課題に文学的・言語学的見地から寄与できる人材の育成」を目指します。
また、環境人文学の教育プログラムとしては、日本では上記三大学院に設けられるプログラムが初のケースとなります。
詳細は、青山学院大学教務課文学研究科担当にお問い合わせください。また、本学では、2021年度から文学部附置人文科学研究所プロジェクトとして「AGU環境人文学フォーラム」の活動をおこなってきました。
このフォーラムのウェブサイト<https://www.agu-environmental-humanities.com/ehprogram>にもプログラムの詳細が随時アップされる予定です。こちらもあわせてご参照ください。