Research Topics in Seminar in American Studies (2019 Fall)

 2019年度後期のゼミ(「アメリカ文化演習」)も、気がつけばもはや折り返し地点。ゼミ生のおよそ半数が、それぞれの個性豊かな研究課題についてリサーチしてきた成果を、プレゼンテーションしてきました。いったいアメリカ研究という枠組みのなかで、ゼミ生たちはどんなテーマを設定して、どんなことを調べて研究発表をしているの?と興味がある方や、これからこのゼミに入ってみようかなぁ…と考えている学生もいるでしょうから、この機会に備忘録も兼ねて、11月22日までの時点でのプレゼンテーション内容を(わたしなりに整理して)一覧にして紹介します。

 

・Romanticizing Disability in Freaks and The Greatest Showman

・Toxic Masculinity in The Shape of Water

・FtM and Boys Don’t Cry

・History of Female Super Heroes in American Culture

・How PTSD Became Recognized as Disease in America Films

・Otherness in Whiteness: Analysis of The Sun Also Rises

・Study of Mid-century Modern Chairs

・America and the Three Poems of Langston Hughes

・Concepts of Ideal Women in the 1950s

・Study of Jackie Robinson

Brooklyn and Irish Immigrants in American Society

・Johnny and Associates and United States

・Cultural History of Female Beauty in the 20th Century

・Study of Miss Saigon and Christopher “Chris” Scott

 

 アメリカ映画における障がい、病気、ジェンダー・LGBT、人種の表象に関する分析が多くありますが、Ernest Hemingwayの小説やLangston Hughesの詩を題材とした文学研究、戦後アメリカにおける女性像と広告・メディアの影響を考える文化研究、そこからお化粧のトレンド(!)に関するリサーチもあれば、ジャニーズ文化と「アメリカ」芸能の関連性、黒人メジャーリーガー(とその成績スタッツ!)、家具デザインの変遷まで、とにかく目も回るほどに多岐にわたるテーマでの発表が、毎週金曜5限に繰り広げられています。

 今後も、ブルース、ジャズ、ガレージロックなどのアメリカ音楽、アメリカ南部のキリスト教、中南米からの移民表象、ジーンズファッション、アメリカにおける写真技術…それぞれの切り口でのアメリカ研究について、ゼミ生たちがプレゼンテーションを準備しています。特に4年生たちに関しては、一緒に授業の場を共有できるのも、もうあと1ヶ月ちょっとだけ。卒業を前に今までの蓄積をどのように放射してくれるのか、大いに期待しています。

 

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